最近観た映画への罵詈雑言

クソ映画たちよ、永遠に去れ
牧野楠葉 2022.06.27
誰でも

最近の映画は一体どうなっているんだ!!

どうも、今月のAmazon有料課金金額がついに一万円を超えてしまった牧野楠葉です。
最近、映画評も始めたので、仕事がない日は一日映画だけ観ています(3本とか)。
ずっと映画だけ観ていたい!!

明日行くのは、ホン・サンスの新作二作同時公開の『イントロダクション』と『あなたの顔の前に』です。

でもやっぱホン・サンスは『浜辺の女』が至高っすけどね……。
しかし今回の話題はこちら。

Amazonプライムビデオ:水の中のつぼみ

Amazonプライムビデオ:水の中のつぼみ

こちらの映画、なんと、レンタルで400円。モンスターエナジーカロリーゼロを2本買える金額ですよ。
セリーヌ・シアマ監督『水の中のつぼみ』。主演はポーリーヌ・アキュアール。観ていきましょう。レズ映画です。

あらすじは引用ですが、こちら。

15歳の少女マリーは親友アンヌを応援するためシンクロナイズドスイミングの大会にやってきて、上級生のチームでキャプテンの美少女フロリアーヌに憧れ恋心を抱く。フロリアーヌに近づきたい一心で彼女が通うスイミングスクールに入るマリー。男子にもてるフロリアーヌは男性関係も華やかで総てがマリーにとってまぶしい存在だった。しかしある日フロリアーヌはマリーに意外な秘密を打ち明けるのだった。
Amazonプライムビデオより

こちらの映画、Twitterでちょっとした話題になっていたんですよ。
今はやりの(マイノリティを玩具にしないでほしいが)レズ映画ってことで。

なんとまあ、これがまったくつまらない。

そもそもだが、エロい女の子が突如として主人公に心を開くのだが、なんで?って感じで意味不明。しかも、唐突に主人公(多分中一ぐらいか)が真面目な顔で『人が最期に見るのは天井だろうね』みたいな悟ったことを言い出して、ちょっと何wwwと笑ってしまった。こいつそんなこというやつだっけ……さらに朝帰りしたりディスコ行ったり、この主人公の家庭はどうなってんの?一番ブチギレたのは、主人公が恋焦がれている女の子の「実は」的な悩みが「処女だってバレたらわたしは終わり」って、その悩みつまんなすぎだろ……。もっとデカいことで悩め。オラ。「私の処女を奪って」と言われてから調子に乗って、親友だったおデブちゃんを「ただの肥満」と言ったり、主人公も酷すぎた。。肝心の二人のセックスシーン、どんな表情でやってんだよw格闘技みたいな顔でやんじゃねえww

レズ映画として全然ダメ!!

レズ映画で最も感動した映画はこれです。レズ映画は皆さまこれを観てください。
今活躍しまくっているレア・セドゥの出世作でもあります。課金する価値あり。

ただ今観ると、二人のセックスシーンがやたらと長いな!(またけなす)

ggったら出てくる

ggったら出てくる

続いてはこちらの映画。

これもTwitterで話題になってたから観たんですけど主演女優以外いまいち……。

カーロ・ミラベラ=デイヴィス監督『スワロウ』

ggってくれ

ggってくれ

 完璧な夫、美しいニューヨーク郊外の邸宅、ハンターは誰もが羨む暮らしを手に入れた。ところが、夫は彼女の話を真剣に聞いてはくれず、義父母からも蔑ろにされ、孤独で息苦しい日々を過ごしていた。そんな中、ハンターの妊娠が発覚する。待望の第一子を授かり歓喜の声をあげる夫と義父母であったが、ハンターの孤独は深まっていくばかり。ある日、ふとしたことからハンターはガラス玉を呑み込みたいという衝動にかられる。彼女は導かれるままガラス玉を口に入れ、呑み下すのだが、痛みとともに得も言われぬ充足感と快楽を得る。異物を“呑み込む”ことで多幸感に満ちた生活を手に入れたハンターは、次第により危険なものを口にしたいという欲望に取り憑かれていく…。  
Amazonプライムビデオより

こちらも、Twitterで話題になっていたんですよ。
だから観たのですが主演女優以外パっとせず……。

ggってくれ

ggってくれ

撮影自体は特にうまくはないのだが、主演女優のヘイリー・ベネットがドハマり役。「満たされないし悲しいんだけど異物を飲み込んだときだけ(自傷的に)喜ぶ」という表情の豊かさよ! 変なもん飲んだ後、主人公ノリノリだしね!!

序盤のセクションで語られるのは、絵にかいたような「理想的」な家庭の描写だが、それは「壊れなければ」ならない。そしてどんどん家族は主人公の異物症によって壊れていくのだが……。酔った夫の同僚とハグするところで満たされる表情をするので、おそらく旦那とはやっぱうまくいかないんだろうなって感じ。

劇中歌は、狙い過ぎでちょっとあざとい。

夫のオカンからもらったうさんくせー自己啓発本をちぎって食ってるのもまたよい。

異物症が判明したときの夫の豹変っぷりが凄い。精神病を未だに薬ではなく食事のみで治せると思っとる夫のオカンもまた毒親なのであった……。

結末は特に普通だった……。(おススメはしない。)

異物症というのなら、せめてラスト、自分の生理の血ぐらい舐めろ。

まだまだクソ映画(愛すべき)を観続けていくので、さらなる罵詈雑言、期待しておいてください。それでは、今回はこのあたりで^^

お読みいただき、ありがとうございました!!
次回も、よろしくお願いします!!

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